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ソリューション

診断薬の合成における密閉系撹拌の安定性向上

診断薬の合成における密閉系撹拌の安定性向上

ユーザー: 診断薬メーカー B社様

密閉系の撹拌処理

  • 密閉系での撹拌処理において種々の問題があり困っていた。
  • 反応液は金属と反応し腐食性があるため、撹拌装置はSUS(金属)ではなくPTFEを使用したかった。
  • 既存のPTFEシール棒では、棒が貫通した構造であるために密閉性について不安があった。さらに撹拌中に棒の一部が削れて、その断片が反応液中に混入する問題があった。
  • また撹拌速度を上げると、反応液が飛散する問題があった。
↓GloboLab

コンタミを防止し、密閉系の合成も安定

  • UZUは動力部と撹拌部を完全に切り離しているので、密閉性に関する懸念がなくなった。また撹拌中に棒が削れることもなくなった。
  • M-Revoを用いると、速く攪拌しても反応液が飛散することはなくなった。
  • UZUとM-Revoを組み合わせることで密閉系での安定した撹拌処理が可能となり、均一な合成品が得られるようになった。

PTFEを中心とした、耐食性にこだわった構造

PTFEを中心とした、耐食性にこだわった構造

反応系に触れる部品には耐薬品性に優れたPTFEを使用。
反応液に直接触れる撹拌棒はもちろんのこと、腐食性ガスの発生にも耐えるように設計しています。

滑りやすいPTFE製の撹拌棒をしっかり保持するため、独自の軸止め機構も開発。
腐食性の高い反応系にも幅広く使用することができます。

磁気カップリングによる堅牢な密閉性能

磁気カップリングによる堅牢な密閉性能

反応系内への動力の伝達には、密閉性に優れた磁気カップリングを採用しました。

一般的な撹拌シールと異なり、密閉のためのOリングが駆動部と接触していないため、堅牢な密閉性能を安定して維持。
駆動軸の保持にはセラミックベアリングを採用しているため、摩耗粉の発生も防ぐことができます。

窒素置換を伴う合成や禁水反応、揮発性試薬を使用する反応系であっても容器内の雰囲気を安定させて、均一な合成結果に貢献します。

遠心式撹拌体との組み合わせ

遠心式撹拌体との組み合わせ

シーリングミキサーUZUに遠心力を利用した撹拌体を組み合わせて使用することで、固-液の2相系の撹拌効率が向上。
底面から吸い上げる流れを作ることで固相の沈澱を防ぎ、効率的に分散させます。

さらに液面が穏やかな状態を維持できるため、溶液の飛散や空気の巻き込みを最小限に抑えることができます。

遠心式撹拌体の特性に合わせ、トルクよりも回転数を重視したコントローラーのカスタマイズにも対応。

触媒を含む撹拌処理や、固相が析出するような反応処理に最適です。

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